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工芸コラム
2026-01-18
七宝焼は、現在でも名古屋をはじめ日本の各地で製作されていますが、
「省胎(しょうたい)七宝」は、明治時代にフランスからここ名古屋に伝わり、
この地で独自の進化を遂げた、特殊技法で作られる工芸品です。
「省胎(しょうたい)」とは、うつわのもととなる金属の銅の部分=「胎」を、酸で溶かして(省いて)しまう技術のこと。
通常の七宝は光を通しませんが、この技法で、釉(ガラス)と銀だけが残るため、
ステンドグラスのような美しいきらめきが生まれます。
加藤耕三氏 (1914~90)
この省胎七宝の創始者のひとり、加藤清市(明治17~昭和39)は、
酸の比率や割れの防止などの試行錯誤を繰り返し、独自の技術を完成させ、
息子の加藤耕三(大正3~平成2)とともに、この名古屋から、この工芸を世界にとどろかせました。
開隆堂 中学2.3美術教科書より。加藤耕三作「残光」1981
現在、加藤清市の作品は、仏、ルーブル美術館など世界の美術館に所蔵されていますが、
実際に現存しているものはとても少なく、またこの技術を継承することも難しいため、
希少な作品となっています。
加藤耕三 作 さつき文鉢
寸法 H8×φ15㎝
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加藤耕三 作 朝顔文花瓶
寸法 H18×φ13㎝
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加藤耕三 作 紅葉文花瓶
寸法 W12.5×D12.5×H16㎝
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