クリスマスが近づいてきました。
ツリーやオーナメント、リースなど、おうちやお部屋、またはオフィスのエントランスなどに
さまざまな飾りやおきものが並び、街も美しくキラメク季節になりましたね。
そんな心あたたまるシーズンに、思わず手に取りたくなる、
可愛くて素朴な信州の工芸品、
KOPPADOLLをご紹介します。
KOPPADOLL=こっぱ人形は、斧やのこぎりで切った木の切れ端=「こっぱ」を彫って作られた人形。
じつはなんと、
100年以上の歴史があるんです。
明治、大正時代の農村は、冬場の農閑期は雪深く、生計を立てることが大変でした。
そこで、多くの道具を使わずに、場所を取らず、身近な材を使って作れる副業はないだろうか、
そして、より多くの農民が携われる産業はないだろうか?
そう考えたのは、芸術家、
山本 鼎・やまもとかなえ・(1882~1946)でした。
フランスで芸術を学び、ロシアで素木人形(マトリョーシカの原型)を名もなき農民が作っているところを見て日本に帰国した鼎は、
住まいに選んだ信州の地で、それを実践します。


鼎とともに、地域農民が作る地元の工芸品、それは
「農民美術」という名前で全国に広がります。
なかでも。身近な人々や、その地域のお祭り、風俗などをモチーフとした「こっぱ人形」は、
鼎の信念である
「自分が直接感じたもの」が一番尊いことなんだという思想があらわれています。

お手本を見て、絵を描く、物を作る、ということが当たり前だった時代に、
この思想はとても画期的だったことでしょう。
“
KOPPADOLL”のサンタさん。
作り手は、長野県上田市在住の、
山岸かおりさんです。

「サンタクロース」 (H9.5×W3.5×D3.5) 木の素材はシナノキです。
※価格等はお問い合わせください。



「子ヤギ」 (H8.5×W2.8×D6.0) 木の素材はクスノキです。
※価格等はお問い合わせください。


「プレゼント」 (各H9.5×W3.5×D3.5) 木の素材はシナノキです。
※価格等はお問い合わせください。

「ユキンコ」 (各H11.0×W3.5×D3.5) 木の素材はクスノキです。
※価格等はお問い合わせください。


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