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工芸コラム

2025-09-01

つむぎのこもの。

江戸時代より受け継がれる、信州上田の伝統工芸品「上田紬」のこものたち。
350年以上の伝統がありながら、「粋で自由」という発想のもとに作り続けられていることが特徴です。
その理由とは?



上田紬は、江戸時代、「結城紬」「大島紬」と並ぶ「三大紬」と称されていました。
その記述は、井原西鶴の「日本永代蔵」や、喜多川歌麿の美人画に描かれていることからも、庶民にとって高級な織物として人気を誇っていたことが伺えます。

100年以上の伝統が認められた昭和50年に、信州紬として国の伝統的工芸品に指定されますが、一貫して変わらないのは、その「自由」さ。



上田紬には、他の産地にみられる厳格な規制や、色柄の指定などがないのです。
「生産者の数だけ個性がある。」というおおらかな気風が、作るアイテムにも広がりが生まれた理由かもしれません。
また、糸の染色から生地のデザイン、織りまで、ほぼすべての工程を工房の職人さんが手掛けていて、分業制をとっておらず、それを仕切る問屋さんの存在がないことも、各職人さんの個性を引き出している要因といえます。

そんな、自由な気風から生まれた、上田紬のこものたち。

ふだん持ち歩く小物アイテムに、さりげない“粋さ”がプラス。
手に取ると、どこかなつかしく、やわらかい。

ふだんお世話になっている方への贈り物や、この時期は敬老のお祝いにも喜ばれることでしょう。
そばに置いておきたくなる、優しさと温もりのあるこものたちです。





名刺入れ(11.5×7㎝)



印鑑入れ(9×5㎝)



ペンケース(19×5㎝)



ブックカバー(文庫本サイズ)



扇子入れ(23×4.5㎝)


他にもアイテムはたくさんございます。
価格や柄粋など、お気軽にお問合せください。